世界最大級
太古の昔、九州は、瀬戸内海の延長にあた
る"阿蘇水道"によって南北2つの島に分か
れ、今日とは大きく異なる姿でした。ある時、
その水道の中央部からとてつもない規模の噴
火が起こり、半径約100?にもわたって大
量の溶岩が流れ出て、南北の島が一つにつな
がります。
約27万年前からは、現在のカルデラ形成に
つながる阿蘇外輪山の火山活動が始まりまし
た。その噴出物は九州一円に及び、一部は、海を
越えて山口県宇部市あたりにも届いたことか
ら、その想像を絶する噴火の規模がお分かり
いただけるでしょう。
一連の大噴火であまりに大量のマグマを噴
出し続けたことで、地下に巨大な空洞が生じ
て大陥没が起こり、広大な阿蘇カルデラが生
まれました。はじめは水をたたえた"カルデ
ラ湖"でしたが、その後、外輪山の一角に生じ
た裂け目から水がはけていき、広々とした平
原が姿を現します。
